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キャリア・教育 #子どもを本当に幸せにする「親の力」

「虫取りも里山遊びもしたことがない」子どもの親に伝えたい"リアルな自然体験"が《その後に与えた影響》

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(写真:Yoshi.photography /PIXTA)
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ゲームクリエイターの宮本茂さんは自然豊かな環境で育ちました。子どものころ自宅の裏山を駆け回ったり、ランタンの明かりだけを頼りに暗い洞窟をドキドキしながら探検したりして遊んでいました。このときの「未知の空間を自分の足で進んでいくワクワク感や恐怖や発見の喜び」が、のちに大ヒットゲーム『ゼルダの伝説』を生み出すインスピレーションとなりました。

ポケモンが生まれた背景にある昆虫採集

ポケモンの生みの親でゲームクリエイターの田尻智さんは、子どものころ現在の東京都町田市周辺(当時は田んぼや森が広がっていた)で、日が暮れるまで昆虫採集に明け暮れ、クラスで一番の「虫捕り名人」として知られていました。

時代が変わり都市化で自然が失われていくなかで、「現代の子どもたちにも、自分が昔味わった『見知らぬ生き物を探し、捕まえ、集め、友達と交換するワクワク感』をどうにかして味わわせたい」と考えました。これが『ポケットモンスター』の企画の原点となり、世界中を熱狂させる一大コンテンツへと結実しました。

建築家の隈研吾さんは、子どものころ神奈川県の里山で泥んこまみれで遊びまくり、木や土の手触りとにおいを肌で感じながら育ちました。建築家になったとき、それまで主流だった「自然を力でねじ伏せる大きくて強いコンクリートの建築」に疑問を持ちました。

そして、周囲の自然環境と調和した、木などの自然素材の温もりを活かす独自の建築スタイルにたどり着きました。国立競技場に代表される心地よく柔らかな建築デザインの根底には、子どものころに触れた自然の原風景があるそうです。

このほかにも、ノーベル賞受賞の大隅良典さん、同じくノーベル賞受賞の大村智さん、茂木健一郎さん、養老孟司さん、福岡伸一さん、落合陽一さん、映画監督の河瀬直美さんなども、子どものころの自然体験が自分の仕事の原動力になっていることを語っています。

ということで、ぜひ子どもたちに本物の自然体験をさせてあげてほしいと思います。それが知的探究心と芸術的創造の源泉であり原動力にもなります。それがあれば、どんどん伸びていくことができます。

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