快適で使い勝手のよい装備、大柄ながらスムーズで軽快な走りは、さすがベース車が商用ながらメルセデス・ベンツ製だけある。なお、価格(税込み)は2280万円。ドイツの高級モデルだけに値段もなかなかだ。
トイファクトリーの担当者によれば、ユーザーには、トヨタ「ハイエース」をベースとしたキャンピングカーからの乗り換え組も多いという。価格が比較的リーズナブルで、家族でも楽しめることで人気の高いバンコン(バンコンバージョン)を使っていたユーザーたちだ。
それらユーザーの話では、「以前乗っていたハイエース・ベースのキャンピングカーと比べ、当モデルのほうが(目的地までの)移動はかなり楽で快適、疲れにくくなった」という声もあるようだ。
もちろん、全長7m近い巨大な車体は、入れる場所に制限があるのは事実。そのため、「目的地の宿泊先などに(当モデルを)駐車できるスペースがあるのかを事前に下調べする必要はある」という苦労もある。逆に駐車場所さえ確保できれば、あとは問題なし。クルマ旅がより楽しめているという。
海外製キャブコンの新たな選択肢
憧れの本格キャンピングカーであり、ベース車にはブランド力の高いメルセデス・ベンツを採用。価格帯も競合する欧州製モデルと大きく乖離しているわけではない。そう考えると、「いつかは海外製キャブコン」と考える愛好家にとって、カラ コンパクト スイート MB640 MEGは現実的な選択肢のひとつになり得る存在だろう。
日本のキャンピングカー市場が成熟しつつある今、その価値は単なる“憧れ”にとどまらず、実用性と快適性を兼ね備えた新たなスタンダードとして、今後さらに注目を集めていく可能性もありそうだ。

