独身偽装した男性と交際し、妊娠・出産をした30代の女性とその両親が男性を訴えた裁判で、男性に460万円あまりの賠償命令が下された。女性は騙された挙句にシングルマザーになり、抑うつ状態で精神科に通院もしているというが、この賠償額は妥当なのか。
「バツイチ」男性から結婚を約束するような言動
女性は婚活中だった2022年8月、友人からの紹介で男性と知り合った。男性からは、バツイチの独身だと聞かされた。
その後、交際を始め、男性からは結婚を約束するような言動や行動があった。女性は不妊治療を始め、24年に妊娠した。
だが、男性があらゆる「理由」をつけて結婚の話をすすめないことに不信感を抱いた女性側が問い詰めたところ、妻子がいることが発覚。女性は昨年、長女を出産した。
裁判で男性側は「求婚した事実はない」「女性が精神的に不安定で別れ話ができなかった」などと主張したが、裁判所は「身勝手な主張」と一蹴。460万円あまりの賠償を命じた。
だが、原告側の勝訴ではあるものの、女性は抑うつ状態になり、精神科に通院しながらシングルマザーとして子育てをしている。女性が受けた苦痛や時間の損失、この先の人生を考えた場合、460万円の賠償額は安過ぎはしないのか。


