一問一答形式のテストであれば、「点」の知識でも点数は取れます。
「光合成とは?」→「植物が〜」
「明治維新は何年?」→「1868年」
問い方が固定されていて、答えも一つに定まっているからです。
しかし、応用問題や記述問題、そして社会に出てからの「考える力」を試される場面では、事情がまったく変わります。
「都市部で二酸化炭素濃度が上がると、植物にどんな影響が出るか?」
「明治維新と現代日本の企業文化には、どのような繋がりがあるか?」
こうした問いに答えるには、複数の知識を頭の中で結びつけ、新しい論理を組み立てる必要があります。
「光合成」と「二酸化炭素」と「都市環境」を繋げる。「明治維新」と「殖産興業」と「現代の企業文化」を繋げる。この“繋げる作業”ができて、はじめて応用問題の答えが組み立てられます。
ところが、知識が「点」のまま孤立していると、この作業ができません。頭の中に単語は入っているのに、それを引っ張り出して繋げるルートが存在しないからです。
「繋げる力」を身につける、たった一つの方法
「一問一答は解けるのに応用問題が解けない」というのは、まさに“繋げるルートがない”状態の典型的な症状なのです。
では、どうすればこの「繋げる力」を身につけられるのでしょうか。
答えはシンプルです。「繋げる練習」を日常的にするしかありません。
知識同士のリンクは、参考書を読んでいるだけでは自動的には形成されません。自分の頭で“引っ張り出して繋げる”という能動的な作業を経てはじめて、脳内に繋がりのルートができるのです。

