有料会員登録 東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

"不登校の子→登校に導く"二重三重の工夫、通信制ではなく文科省認定「学びの多様化学校」あえて選んだ中学校の考え方

11分で読める
東京みらい中学校
東京都足立区にある東京みらい中学校(写真:筆者撮影)
  • 前屋 毅 フリージャーナリスト
2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES

学びの多様化学校には、学習指導要領で決められている以外の独自教科を設けることが認められている。みらい中学の独自教科の1つが「マイタイム」である。毎日、朝と夕方に10分間ずつ設けてある。その時間について、室町氏は次のように説明する。

「朝のマイタイムの3日間は、自分の課題としている学習や読書に取り組むことで自主・自律の姿勢を育む時間です。そして水曜日だけは、トレーニングの時間です。不登校経験者は運動経験が少なかったりするので、グラウンドなどで身体を動かします。そして残りの1日は各クラスでレクリエーションを通じて自発的・創造的な活動を行う時間にしています」

そして、夕方のマイタイムはICTを活用しながら生徒それぞれが「振り返り」を行う時間になっている。今日の取り組みを踏まえて、明日の取り組みを考えるのだ。これを行うことで、自主・自律の姿勢を身に付けることを目的にしている。

東京みらい中学校校長の定野司氏(写真左:筆者撮影)、主幹教諭の室町翔馬氏(写真右:本人提供)

独自教科「ソーシャルスキルトレーニング(SST)」とは

もう1つ、みらい中学には独自教科として「ソーシャルスキルトレーニング(SST)」が、毎水曜日の5時限目に組まれている。室町氏は、こう説明する。

「人と社会との関わり方を学ぶ時間です。企業の方にも来ていただいたりして仕事の話をしてもらい、子どもたちが自分の将来のキャリアについて考える時間です」

普通の公立中学だと、年に1回か2回の設定がほとんどだ。しかし、みらい中学では、これが毎週あるのだから、時間数が圧倒的に多い。

多くの職業や大人と接する機会であり、それによって自分のキャリアを考えていける時間である。その時間が多いということは、知識の幅も広がる。

5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数