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国土拡張の野心はトランプだけではなかった 1803年「史上最大のバーゲン」と言われた"ルイジアナ買収"の舞台裏

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「史上最大のバーゲン」と評された、アメリカによるルイジアナ買収の舞台裏とは(写真:uraneva/PIXTA)
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当初の副大統領はアーロン・バー。政治信条は異なるものの、2人が同一政党に属していたことから、大統領と副大統領が政敵同士であるような状況は解消され、1804年には憲法修正第12条によって、大統領と副大統領は個々に投票することが決まった。

しかしアメリカにとってのジェファソン最大の功績は何といってもその国土を2倍に増加させたことだろう。それも戦争によらずしてである。

それではどうやって手に入れたのか? 詐欺? それはアメリカの先人たちがインディアンに対して用いた手法だが、今回は極めて合法的な手段が採用されている。

「買収」、それが当時のアメリカ領を一気に倍増させた方法だった。

対象となったのはルイジアナ。ただしここでいうルイジアナは現在のルイジアナ州のみでなく、アーカンソー、ミズーリ、アイオワ、オクラホマ、カンザス、ネブラスカ、ミネソタ、ノースダコタ、サウスダコタ、ニューメキシコ、テキサス、モンタナ、ワイオミング、コロラドという15の州の全部、もしくは一部にあたる広大な土地であった。

ちなみに現在のアメリカ領からハワイとアラスカを除いた、いわゆる本土領の4分の1に及ぶ途方もない広さに該当する。

売主はフランス。売価は1500万ドル。現在の貨幣価値に換算しても米ドルで3億数千から4億数千程度に過ぎない。広さは約214万平方キロメートルだったので、日本人にわかりやすい坪単価にしてみると、当時の価格で約0.000023ドル、現在のインフレ率を加味しても約0.00066ドル、日本円で0.1円程度ととんでもなく破格の取引だった。

アメリカという国は建国の事情といい、このルイジアナ買収といい、つくづく運に恵まれた国だといえる。ついでに言えばここで買収したルイジアナからは後に油田やガス田が見つかっている。人類史上最大のバーゲンと言われるのも納得である。

アメリカに「いずれ戦争で奪われるくらいなら」

では資源はまだ発見されていなかったとはいえそんな土地をフランスはなぜ手放してしまったのか。

そもそもルイジアナはその名(ルイの土地を意味するフランス語)からもわかるようにフランス領だった(もっともそれ以前からネイティブ・アメリカンが生活していたが)。

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