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キャリア・教育

「ママなんか大嫌い!」は本音じゃない→子どもの"ひどい言葉"に振り回されないために知ってほしいこと

10分で読める
発達障害・グレーゾーン 子育て大変だと思ったら これ、言ってみて!
子どもの言葉にそのまま反応すると、親子の会話がさらにこじれることがあります(写真:yuu/PIXTA)
  • 吉野 加容子 発達科学コミュニケーション代表・学術博士
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けれど、その言葉をそのまま受け取ってしまうと、本当の困りごとは見えなくなります。

子どもは、親を傷つけたいのではない。うまく言えないだけかもしれない。子どもは、反抗したいのではない。自分でも気持ちを扱いきれないだけかもしれない。子どもは、わざと困らせているのではない。助けてほしいサインを、乱暴な形で出しているだけかもしれない。

そう見方を変えたとき、親の返す言葉も変わります。

では、今日から何をすればいいのでしょうか。

難しいことをする必要はありません。子どもの言葉に反応する前に、1回だけ心の中でこう問い直してみてください。

「この子は、本当は何をわかってほしいんだろう?」

この問いを挟むだけで、親の返す言葉は変わります。

「ママなんか嫌い」と言われたら、

「嫌いなんて言わないの」の前に、

「本当は、何をわかってほしかったんだろう?」と考えてみる。

「学校なんか行きたくない」と言われたら、

「行きなさい」の前に、

「何がそんなにしんどいんだろう?」と考えてみる。

「どうせ僕なんか皆に嫌われている」と言われたら、

「気のせいだよ」の前に、

「どこで自信をなくしたんだろう?」と考えてみる。

この一呼吸があるだけで、子どもに届く言葉を選びやすくなります。

一見噛み合わない会話が、親子を救うことがある

子どもが、「ママなんか嫌い!」と言ったときに、

「もっとわかってほしかったんだね」と返す。

子どもが、「学校なんか行きたくない!」と言ったときに、

「行きたくないくらい、しんどいんだね」と返す。

子どもが、「どうせ僕なんかダメだ!」と言ったときに、

「できなかったことが、悔しかったんだね」と返す。

言葉尻だけを見れば、少しズレた返事に見えるかもしれません。

しかし、子どもの本心に返しているなら、その会話は深いところで噛み合っています。

親子の会話が変わる瞬間は、ここにあります。

正しく言い返すのではなく、本心に届く言葉を選ぶ。

この小さな違いが、子どもの脳を落ち着かせ、次の行動へ向かう入り口になります。

子どものひどい言葉に、毎回振り回される必要はありません。

その言葉の奥にある気持ちを見つけること。そして、その気持ちに向けて言葉を選ぶこと。

そこから、親子の会話は少しずつ変わり始めます。

新刊『発達障害・グレーゾーン 子育て大変だと思ったら これ、言ってみて!』では、こうした「子どもの脳に届く言葉」の考え方と、家庭で今日から使える具体的な声かけを紹介しています。

子どもの言葉に傷ついたときこそ、言葉尻ではなく、その奥にある本心を見にいく。

そこに、親子の会話を変える最初の一歩があります。

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