有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ライフ

見てほしいのは仕事、なのに届くのは容姿へのコメント…商談で覚える「静かな違和感」を生むすれ違いの構造

4分で読める
漫画:ツルリンゴスター
見てほしいのはそこじゃない(漫画:ツルリンゴスター)
2/3 PAGES
3/3 PAGES

そういえば、私自身も会社員だったころ、接待や飲み会で「若い華やかな女性が来てくれると、場が盛り上がるね」と言われたことがある。何社か経験したが、どこも男社会だったこともあり、女性というだけでお飾り扱いされることが何度もあった。私もほかの正社員と同じ立場で仕事の話をしに来てるのに、見た目要員のように扱われることに、違和感があった。今はそんなことを露骨に言う人は減ってきているかもしれない。ルッキズムというよりセクハラでもあるし。でも、経営者になった今も、完全になくなったわけではない。

褒めるなら、相手が"見てほしい部分"を

『つまり、それがルッキズム ~23の事例と解説~』(講談社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

梨々香が見てほしいのは、料理であって容姿じゃない。見てほしい部分が見てもらえないって、すごく寂しいことだと思う。顔に言及されたことへの違和感もだが、ましてや「デブじゃない?」なんてコメントで、料理が大好きな彼女が拒食症にでもなったら、言った相手はどう責任を取るつもりなんだろう……。

活動や仕事の場で、本筋と関係ないところで唐突に容姿に言及するのは、「相手は本当にうれしいかな」と、ちょっと立ち止まって考えてみてほしい。実際に、表舞台に立つ演者でも「顔を褒められるのももちろんありがたいけど、表現力を褒められたときは本当にうれしい」なんて言ってるのもよく耳にする。

また、もし本題と関係のないところで見た目について言われてしまっても、言った側は大した考えで言っていないことも多いから真に受けなくて大丈夫。相手はあなたの未来に責任を取ってくれるわけではないのだから。

《合わせて読む》
第一話:容姿を褒めるのはNG? 部下や子供に「かわいいね」、悪気ないその一言が"正解の押し付け"になる瞬間
第二話:褒めたのに微妙な顔をされたとき…「きれいだね」「うらやましい」の一言が「ふつうじゃない」を突きつけている可能性
第三話:なぜ男性の「チビ・デブ・ハゲ」は"いじっていい"ことになるのか…「傷つかないだろう」の思い込みの下で、相手は黙って耐えている
第四話:飲み会の"容姿いじり"、相手は本当に笑っているか…「仲がいい証拠」が部下や友人を追い詰める

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数