このように「少なくとも何かには着手した」「何かは進んだ」という状況をつくることが重要だ。計画通りではなくても、次のタスクを前倒しした時点で、「着手不全」からは脱しているからだ。
そして「◯◯までに判断しよう」と期限を切ることで、いったんあと回しにしたタスクAが迷いのなかに放置されることもなくなる。ただリスケされるだけ。あるいは「そもそもやる必要がなかった」と気づく場合もあるだろう。
僕は、その日の気分で計画を変えることを「感情的リスケ」、合理的な理由をもって計画を変えることを「計画的リスケ」と分類しており、前者は基本的にNGだが、後者は時にOKとしている。単なる気分ではなく、考えたうえでのことならば、いったん着手を後回しにしても、それは決して「計画倒れ」ではないからだ。
つねに完全無欠の計画を立てるのは難しい。計画は、あくまでも「青写真」だ。むしろ計画という青写真があるからこそ、着手で迷ったときに調整も利く。ただし、適宜調整を加えながらも前進するなら、迷うことにも「期限」が必要なのだ。
疑問は「まず、やってから」聞く
タスクに着手するときに、「あれ、これはどうやったらいいんだっけ……?」と迷うことがある。そんなとき、あなたはどうするだろうか?
「わからないことは、すべて解消してから着手すべし」と思うかもしれないが、これは悪手。解決策を探している間に、着手がどんどん遅れる可能性が高い。結果、計画が狂うくらいなら、「まず、やってから聞く」ほうが生産性は格段に上がる。
もし「聞かないと何も着手できない」なら、実は問題はもっと前の計画段階にあったと見なさざるを得ない。着手時点で問題に気づくのは、「計画の甘さ」に原因がある。
「着手」の前の「計画」段階で、1週間のToDoをスライスしてタスク化し、それを1日のスケジュールに落とし込み、かつ、仕上げに「タスクの実行イメージ」まで具体的に思い描いていれば、本来こういうことにはなっていない。

