また、モニターを拭き、デスクを片づけたと思ったら、さらに掃除機をかけ始める、というように儀式が「別の作業」に発展してしまうのも避けなくてはいけない。あくまでも「ごく短時間で済む小さなアクション」で、自分を勢いづける。これが重要だ。
合理的な理由がある「リスケ」はOK
綿密に計画を立ててもなお、人は迷うものだ。きちんと考えて設けたタスクなのに、着手するときに「これ、本当に今日やるべきことなのかな?」という迷いが生じるのも、同じ心理的メカニズムだ。
取り掛かる前の段階では、「今、何をすべきか」について、まださまざまな可能性が開かれている。いくら綿密な計画があっても、つい「ほかの可能性」に意識がそれてしまうことがあるのだ。
この迷いのループに終止符を打ち、タスクに着手するには「期限」が必要。
事前に立てた計画が絶対に正解とは限らない。時には計画を見直し、調整を加えたほうがいい場合もある。ただし、「いつまで迷うのか」は決めておかないと、永遠に迷い続け、結局、その日は「何も終わらない」ことになってしまう。
たとえば、「今日は、まずタスクAをする計画だけど、明日、◯◯さんに必要事項を確認してからのほうがいいかも?」という迷いが生じたとしよう。
こうした一定の論理的合理性のある迷いならば、一考し、調整を加える余地がある。そこに「期限」を設ければいいのだ。「今日やるべきか、明日やるべきか」と迷い続けて何もしないのではなく、たとえば「今日やるか、明日やるかは、昼休みが終わるまでに判断しよう」「午後イチの外出から戻ってくるまでに判断しよう」と決める。
そしてタスクAを保留としたぶん、空いた時間には次のタスクBを前倒しする。すると、タスクAには着手しなくても、タスクBには着手することになる。

