「そうか、メッセージアプリの通知音が鳴ったら即座に確認しているからだ。すぐにメッセージを読んで返信。それ自体にはあまり時間はかからないけど、集中力が途切れてしまう。それに、こちらの返信に対する返信がすぐに届いたら、またすぐに返信するから、余計に時間を食ってたんだな……」
このように気づくことができたら、あとは話が早い。
「通知音が鳴っても、すぐに確認しない」とリストに書き加えれば、その新たな禁忌事項が自分に刷り込まれ、タスクの阻害要因を取り除くことができるだろう。
「やらないこと」を決める利点
計画とは基本的に「やるべきこと」を決めるものだが、その裏側で「やらないこと」のマイルールも決めておくと、いっそう「やるべきこと」が盤石になる。
ただし「やらないことリスト」は、毎日見るべきものではない。
「やるべきこと」はマメに確認したほうがいいが、「やらないこと」は一度書き出して自分にフィードバックさせたら、とりあえずは、お役御免。書き出すのも適当なペライチでOK。現時点で思い当たることをリスト化したら、デスクの引き出しにでもしまっておこう。
その先、おそらく「なぜか計画通りにタスクが完了できない日が増えてきた」とか、「どうも物事が滞っている気がする」など、何かしらの原因で人生の流れが悪くなっていると感じることがあったら、リストの出番だ。
「やらない」と決めたはずの悪弊が、じわじわと復活しつつあることに気づくかもしれない。リストを見返すことは、「やるべきでないことをやっていないか」という振り返りのスイッチを入れる行為だ。それだけで、「やるべきこと」に集中する自分にチューニングし直す糸口が、きっと見つかるだろう。


