愛媛県のJR松山駅高架下の商業エリアの一角に、塩ソフトクリームを求める人でにぎわう小さな店がある。この「with salt 伯方の塩」は、「伯方の塩」の製造販売を行う伯方塩業が初めて手がけたコンセプトショップだ。
2024年9月のオープンから、伯方塩業の大三島工場(愛媛県)でしか食べられなかった塩ソフトクリームを看板メニューに掲げて大繁盛。オープンから数カ月は本社からも人を派遣しないと捌ききれないほどのにぎわいを見せた。
「塩の情報発信拠点」を目指す
伯方塩業の石丸一三社長が振り返る。
「瀬戸内しまなみ海道が全線開通した翌年の2000年に稼動した大三島工場に、当時から伯方の塩や、伯方の塩を使った加工品を販売する売店は設置していました。数年後、弊社の塩を使った塩ソフトクリームを販売したところ、評価されてリピーターも増えました。そうしたバックボーンがあった中で、JR松山駅から『出店しませんか』とお声掛けをいただき、工場で評価いただいていた塩ソフトクリームを看板メニューに、『塩』というシンプルなテーマでつながった、さまざまなアイテムを売り始めたのです」
同店は、「塩の魅力やおもしろさに出会える“ひととき”を提供する。」をコンセプトに、「こんなものにも塩が使われてますよ、こういう塩の使い方ができますよというような、塩の情報発信拠点を目指している」(石丸社長)という。同時に伯方の塩のロゴが入ったグッズの販売など、伯方の塩に興味を持ってもらうためにさまざまな活動をしている。

