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「年子は母体に負担」は本当か…大谷翔平夫妻の第2子誕生で広がる"論争"に、産婦人科医が答える「医学的な真実」とは

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子どもを抱っこする妊婦
年子は本当に母親の体に負担なのでしょうか(写真:チータン.C/PIXTA)
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これについては、人それぞれ妊娠・出産の状況は異なりますし、出産後の回復具合も異なるので一概に言えないのですが、ここでは一般的な妊娠間隔(前の出産から次の妊娠成立までの期間とします)の目安について、その理由とともに説明しましょう。

日本では、習慣的に出産から次の妊娠まで1年程度空けることを勧める医師や助産師が多いです。ただ、適切な妊娠間隔に関して明示されたガイドラインはなく、それぞれの考えで、6カ月でよいと伝える場合も、2~3年空けるのが望ましいと説明する場合もあるようです。

もちろん、年齢とともに妊娠しにくさや流産しやすさ、妊娠中のトラブルの起きやすさなどは出てくるので、それも踏まえて妊娠間隔を考える必要があります。いずれにしても、医療者が押し付けるものではないという考えもあって、強く指導することはあまりないように思われます。

ただし、帝王切開の場合は事情が異なります。

次の妊娠までの期間が短すぎると、次の妊娠中に子宮の傷が開いてしまったり、次のお産のあとにお子さんの胎盤がスムーズにはがれてくれなかったりすることが増えることが知られています。医療機関にもよりますが、「最低6カ月できれば1年」もしくは「少なくとも1年」空けるようにお願いすることが多いです。

WHOの「年子」への見解は?

世界に目を向けると、世界保健機関(WHO)の妊娠間隔に関するレポートがあります。

2007年に出されたこのレポートは、その時点でわかっていた複数のデータを基に議論されたもので、そこでは24カ月以上の妊娠間隔が推奨されています。

このレポートでは、短い妊娠間隔だと早産や、妊娠週数に対して赤ちゃんが小さく生まれるリスクが上がることが述べられています。

また、分娩前後での母体の死亡や、生まれたあとの子どもの死亡なども、統計的に増えることが示されています。ただ、こうしたリスクは6カ月未満では大きいものの、6カ月を超えればリスク上昇の程度は小さくなり、18カ月を超えるとリスク上昇の程度がはっきりしなくなります。

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