
こうした中、東京都は産業界の要請を受けて、26年から建設業やバス事業者などとの業界団体と連携を推進する協議会を立ち上げている。都立工科高校の教育の質をいっそう高め、優秀な人材育成につなげるのが狙いだ。
名称の改称に学科再編、資格取得費用を最大半額補助…
東京都では22年に「Society5.0を支える工業高校の実現に向けた戦略プロジェクトNext Kogyo START Project」を策定した。Society5.0とは、サイバー空間とフィジカル空間が高度に融合した国が目指す未来の社会の姿だ。それを支える技術人材を育成するため、東京都は23年に工業高校15校を工科高校に改称し、24年には学科の改編を実施した。
環境に関わる素養を持ったIT人材を育成するIT・環境科(杉並工科高校)、防災等の都市課題の解決能力を育む都市防災技術科(北豊島工科高校)など、今の社会に求められる知識や能力を備えた人材を育成する内容に進化している。

情報系の学科がある3校では、民間のIT関連企業、専門学校と連携するTokyo P-TECHを実施。これは参加企業の協力を受けながら、工科高校の3年間と専門学校の2年間の計5年間でデジタル人材としての育成を図るものだ。

