「ありました。前職の上司が細かい人で、逐一報告を求められました。仕事は結果ですし、報告が仕事ではないはずなのに、報告作業で仕事の大半を占める時もあり、不満でした」と回答したとしましょう。このままで終わると、「共感できる」となるか、他責傾向ありと見られるかは、面接官次第です。
もしこうした不平・不満を伝えたなら、その後に、
「とはいうものの、退職した今、冷静に当時を振り返ると、その期は私の成績が大して良くありませんでした。その点を気遣って上司は私のためにマイクロマネジメントをせざるを得なかったのだろうと分析しています。報告の際に都度アドバイスもいただけていたし、次の期は目標にも届いたので、当時は感情的になった時もありましたが、今では感謝しております」
と、ポジティブ方向でまとめておくことをお勧めします。
独断専行や他責の傾向があるかを見たい
この質問は単に失敗談を聞いているわけではありません。ミドル世代ゆえに、「実力があるがために独断専行してしまう危険性」を懸念しつつ、「周りの理解が追いつかなかった」といった他責傾向がないか確認したいのです。
ここでも、特に心当たりがなければ、もしくは取るに足らない問題行動だったとしたら、「いえ、特にありません」の模範回答で大丈夫です。
とはいえ、ここは言い回しが丁寧な誘導質問ですから、「あります」と回答せざるを得なくなったというケースも多いです。そうなると、「良かれと思って」行った具体的な行動と、その結果起きたズレ、なぜそれが裏目に出たかの分析、その後のリカバリー対応、その経験を経ての学び、教訓といった流れで説明する必要があります。
AIに聞いてみると、回答案を2つ出してきました。
(「独断で導入できるの?」といった細かい突っ込みは置いておいて)どちらも非の打ち所がない回答と言えます。こうしたAI回答の構成を真似て“自分なりの回答”に仕上げていくのは、もちろん「あり」です。
なお、ミドル世代ですので、そうしたお手付きのシーンがあったとしても、「今は改善されている」ことは、強調しておきましょう。


