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「日産は本社ビルを970億円で売却」「電通は2680億円」サッポロも…外資ファンドが狙う日本企業の不動産"静かなる占領"

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大企業のビルのイメージ
大企業の本社ビルへの、外資マネーの流入が加速している(写真:Orange555/PIXTA)
  • 牧野 知弘 不動産事業プロデューサー
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スキーシーズンは多くの外国人が利用していて、3ベッドルームを備えた部屋は1泊37万円にもなると言います。ちなみに宿泊客はもちろん外国人スキーヤーで、1週間くらいの滞在が基本だそうです。滞在費だけで200万円を超えますね。ちなみに現地でランチタイムに売っているおにぎりは1個1500円、ラーメンは1杯3500円にもなるそうです。

白馬を買い占めるドイツ人CEO「ニセコは殺風景、白馬は日本の文化がある」

コロナ禍以降、同地で台頭してきたのが白馬ホスピタリティグループです。同社はアメリカ資本ですが、白馬村のなかで一等地とも言われる和田野を中心に積極的に投資を行なっており、和田野エリアに足を踏み入れると、彼らの看板が掲げられたホテル、ホテルコンドミニアム、貸し別荘、レストランなどが林立しています。

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私は、白馬ホスピタリティのマーカス・バウダーCEOと話す機会がありましたが、ドイツ人の彼は、白馬の自然の美しさに惚れ込んでおり、

「白馬はニセコと違って日本の自然そのものを感じる。ニセコは人の住んでいない地に開発された殺風景な場所。白馬には日本の文化を感じる」

と手放しで絶賛されていました。

彼らが経営するホテルコンドミニアムも、中古価格は坪450万円。宿泊価格は1泊25万円だそうです。白馬ではこの他、中国資本も投資を始めていてホテルコンドミニアムの分譲を行なっていますが、最近の分譲単価で坪あたり590万円になっています。最近は、中国人や香港人でもスキーを楽しむ人が出始めていて、コンドミニアムの販売も順調のようです。またオーストラリア資本も白馬村内の経営をやめた民宿やペンションなどを買収してリニューアル、外国人スキーヤーに提供しています。

すでに中古ホテルコンドミニアムが坪1000万円をはるかに超える水準となった北海道ニセコや京都。海洋リゾートの沖縄などにも大量の外資マネーが入り込んでいます。リゾート地を保有するのも運営するのも、そしてそこで楽しむのも外国人という構図が描かれつつあるのです。

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