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BeRealが若者にここまで支持される理由、「映え疲れ」世代が求めた"盛らないSNS"の正体

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BeRealの利用画面
BeRealの利用画面。たとえ美容院でヘアセット中でも、通知が来たら2分以内に写真を撮って投稿する。この厄介な仕組みが、これまでBeRealをソーシャルメディアまでには発展させず、居心地の良いSNSとしての場を提供してきた秘密だというのが乗添氏の分析だ。(提供:BeReal)
  • 林 信行 フリージャーナリスト、コンサルタント
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逆に「投稿する際に気をつけなければいけないと感じる」割合は、TikTokが77.0%、Xが72.7%、インスタグラムが67.2%にのぼるのに対し、BeRealはわずか29.7%と際立って低い。

Xやインスタグラム、そして若者の間では人気があるように見えるTikTokだが、不特定多数に見られる可能性があるという理由で、投稿に関しては大きな精神的負担になっているようだ(画像:iQ Lab提供)

年上世代の人間には、突然、素の自分をさらけ出さないとならないBeRealの方が投稿のハードルが高そうで逆に思えるかもしれない。

ところが若者の間ではこれが逆になる。なぜか。

同シンクタンクの30歳の上席コンサルタント、乗添凌太郎氏は「ソーシャルメディアとソーシャルネットワーク」を区別する視点が大事だという。

ニュースなどで日々、何気なく「SNS」と呼ばれているものは、実際にはまったく性質の異なる2つの顔が同居している。1つは、不特定多数への情報発信と、そうして発信された情報の消費が中心のいわゆる「ソーシャルメディア(社会的な情報媒体)」だ。バズりと呼ばれる情報の超拡散が頻繁に起こるのも、こちらの方だ。

そうでないもう1つが、本来のSNS、つまり「ソーシャルネットワーク(社会的な人間関係網)」、気のおけない仲間とゆるくつながるためのネットワークだ。

初期のツイッターやインスタグラムも、元々はこのSNSとしてスタートしたはずだが、規模が巨大化する過程で、いつのまにかほぼ「ソーシャルメディア」になった。その上でインフルエンサーと呼ばれる人々が活躍を始めた頃には、フォロワーを増やし、見栄えのする投稿で承認を集める、一種のマスメディア的な性格のメディアへと質が変わってきた。

では、X(ツイッター)がソーシャルネットワークではないかと言えば、そうとも言い切れず、フォロー数/フォロワー数によっては今でもソーシャルネットワークとしても機能している。

このため今日、多くの批評が「ソーシャルメディア」、「ソーシャルネットワーク」を区別せず、まるで同義語のように扱ってしまっている。

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