日本でジョージアの知名度が高まったのは、ティムラズ・レジャバ駐日大使の功績が大きい。研究者である父の仕事の関係で、少年時代を広島県や茨城県で過ごし、早稲田大学卒業後はキッコーマンに勤務した経験も。「X」のフォロワー数は37万人を超える。ユーモアあふれる視点からの投稿で「バズる大使」とも呼ばれている。
レジャバ大使は家族と日本各地を訪問したときの様子などもこまめにXに投稿している。そうした投稿にはしばしば鉄道が登場する。
ジョージアと日本の鉄道について質問
今回、ジョージアと日本の鉄道をテーマに話を聞いてみることにした。
まず「日本の鉄道のいいところ」について。レジャバ大使は「非常に素晴らしいと思うのが、すでにある駅のホームや改札を数mずらすなど、細かな工事によってより使いやすくなるように日常の利用者に配慮をしている点です。そうしたハード面とともに、駅を巡るスタンプラリーやアニメのキャラクターとコラボした集客イベントなども頻繁に開催している印象があります」と指摘する。
そのうえで「ジョージアの首都トビリシは地下鉄があるものの道路の渋滞が深刻です。東京メトロの銀座線などとは違い、トビリシの地下鉄は、すごく地下深くまで行かないといけません。不便ではありますが、逆にワクワク感が生まれるという面もありますから、そこでイベントなどができれば地下鉄をもっと身近に感じて利用してもらえるのではないでしょうか」と語った。
それぞれの国の鉄道の課題についても聞いてみた。まずはジョージア。
「景色が非常にきれいなところを走る一方で移動に時間がかかるなど、旧ソ連時代から発展しきれていないという課題がありますが、貨物の需要は非常に増えていて、物流面で世界の東西をつなげるハブとしての役割が期待されています。新しいシステムや車両を導入するなどして鉄道を重要なインフラとして活用できればと思います」
日本の鉄道にも苦手な面があるようだ。
「私も会社員をやっていましたし、今でも電車を使うことが多いのですが、朝の通勤時間帯は1時間、あるいはそれ以上、ぎゅうぎゅうの満員電車でずっと揺られることになります。日本は鉄道が発達していて便利ですが、これは窮屈だと思います」

