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実は「ブレークスルー」を模索していた一面も…作中でのび太が自らを鼓舞していた《壮大なハッタリ》のセリフ

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のび太が作中でかましていた意外なハッタリを紹介します(写真:Luce)
  • 横山 泰行 富山大学名誉教授/ドラえもんアナリスト
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「それじゃあ、いつまでたってもラクにならないじゃないかっ!」と思うかもしれませんが、だからこそ、私たちは成長していけるのですよね。一流のアスリートは、何度も壁にぶつかり、そのたびに壁を乗り越えていくということを繰り返します。だから、強いんですよね。

でもこれは、アスリートのような特殊な人たちだけができることではなくて、私たちみんなに与えられた能力なのだと思います。子どもの頃の跳び箱を思い出してみてください。最初は3段くらいでも大変だったのに、それを頑張って飛び越えることができるようになると、6段でも平気でクリアできるようになりませんでしたか?

大事なことは、壁はあなたの人生を邪魔するものではなくて、あなたを成長させてくれる貴重なものだと気づくことです。このことを、いつも意識の片隅に置いてください。

壁の高さは人それぞれ。他人から見たら笑われそうな低い壁だっていいのです。自分なりに、乗り越える方法を考えてみましょう。その低い壁を乗り越えると、大きな壁を自分からどんどん求めるようになることもありますよ。

「壁をつきぬけてこそ、道が開けるのだ!」

「ブレークスルー」という言葉を、よく耳にするようになりました。ブレークスルーとは、それまで壁として立ちふさがっていたものを突破することを意味します。英会話のリスニングが苦手だった人が、毎日英語を聴き続けていたら、ある日を境によく理解できるようになったりしたときなど、まさに、ブレークスルーした瞬間ですよね。

では、のび太の場合は、どうでしょうか?

――のび太は、筆で書いた「こんどこそやりぬくぞ」という自己宣言文を、壁にしっかり貼りつけました。

「ぼくももうすぐ中学生。このへんでしんけんに人生にとりくまねば、永久にとりのこされてしまう」

机の前に座り、心を奮い立たせています。「スタート‼」と自らの合図でエンピツをしっかり握り勉強を開始したのもつかの間、しばらくするといつものパターンに陥ってしまいました。

「ウ~ン……。むずかしいなあ」

ここでのび太は、再度、自分を鼓舞します。

「ここでへこたれちゃいけないんだ。壁をつきぬけてこそ、道が開けるのだ!」

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