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肝臓が白く「フォアグラ」化していた…動物園のアヒルはなぜ突然死したのか 体をむしばんだ"ふれあい展示"の代償

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アヒル
“命の学び”につながるふれあい展示では、動物たちの負担も考えなければなりません(写真:HIME&HINA/PIXTA)
  • 中村 進一 獣医師、獣医病理学専門家
  • 大谷 智通 サイエンスライター、書籍編集者

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飼っている動物が病気になったら、動物病院に連れていきますよね。動物病院には外科、内科、眼科など、さまざまな専門領域の獣医師がいますが、獣医病理医という獣医師がいることを知っていますか?
この記事では、獣医病理医の中村進一氏がこれまでさまざまな動物の病気や死と向き合ってきた中で、印象的だったエピソードをご紹介します。

ふれあい展示の動物たち

動物園や水族館、観光牧場などには、人が動物に直接触れたり餌をやったりできるエリアが設けられていることがあります。「ふれあいコーナー」あるいは「ふれあい展示」などと呼ばれるものですね。

ウサギを抱く、ポニーに乗る、アヒルやペンギンに餌をやる等々。動物たちの体温や鼓動に触れることは、訪れた人にとっても刺激的な体験です。

こうした「ふれあい動物」は、人と直に接する時間が長く、ときに動物の扱いに慣れていない人に触られることもあります。そのぶん、通常飼育されている動物よりも大きなストレスや健康上の負担が大きくなりがちです。

ぼくのもとには、ふれあい動物の病理解剖の依頼もしばしば届きます。モルモットとウサギが多く、ほかにもアルパカ、ミニブタ、カピバラ、ヤギ、インコ……今回はそんな依頼のなかから、それぞれ異なる経過で最期を迎えた1羽のアヒルとウサギのケースを、ご紹介しましょう。

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