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「口にしたら意識がふわふわする感覚に…」 大麻成分"CBN"はなぜ今、指定薬物に指定されたのか【6月1日から規制】

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厚生労働省ホームページ
6月1日から指定薬物に指定されたCBNについて薬剤師が解説します(画像:厚生労働省ホームページ)
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インフルエンサー界隈で、CBN入りのグミやクッキーなどが広がり始めたのは、2023年頃だったと記憶している。当時は、「リラックスできる」「よく眠れる」「キマる」「合法だから安心」などの表現で、効果や安全性をアピールしているSNSを筆者もよく目にした。

大手ECサイトでも普通に販売していたこともあり、多くの人が気軽に購入できる状況だった。販売者は「合法である証明書があります。違法なものではありません」と説明しているケースも多く、CBN製品を摂取するイベントまでもが開催されていた。先の山梨学院大学の事例ではないが、興味をもった若い人たちが面白半分で購入し、試していたのは想像に難くない。

実際に起きていた“異変”

筆者が具体的にCBNの問題を目の当たりにしたのは、今から3年ほど前に知人の男性(29歳) から、CBN入りグミを食べたあとに体調が悪くなったという体験談を直接、聞いたからだ。

そのとき知人は成分について詳しい説明を受けておらず、彼の友人から「グミ食べる?」と言われて口にしたという。すると、浮遊感や身体感覚の変化、意識がふわふわする感覚といった異変を感じ、本人も「なんだか変だ」と思ったという。あとで食べたグミにはCBNが含まれていることを知ったそうだ。

この知人男性以外にも、CBNグミを食べて同じような感覚になったという話は何度か聞いた。

実は知人男性の件を知ったあと、筆者はCBN製品による健康被害について、厚生労働省の「あやしいヤクブツ連絡ネット」へ問い合わせた。だが、「同様の報告はいくつか来ている」「大きな事件が起きていないため、現段階ではすぐに動くことは難しい」という趣旨の説明を受けていた。

指定薬物に指定された今、CBNの製造、輸入、販売、所持、使用などに該当した場合、罰則は3年以下の拘禁刑、または300万円以下の罰金、業として行った場合は5年以下の拘禁刑、または500万円以下の罰金を科される。

現在、CBNは指定薬物として規制されているため、筆者が確認した限り大手ECサイトの販売ページは削除されている。しかし、フリマアプリやSNSを介した個人間取引すべてを取り締まることは難しく、また成分表示の不備(意図的に記載しない場合も含め)などにより、知らずに摂取してしまう可能性は否定できない。

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