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「AIが仕事や悩みの相談相手」の人はなぜ打たれ弱くなるのか? "未経験の依存"に陥った人の悲しい末路

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人間をはるかに超える能力を持つAIに依存するとどのようなことが起こるのでしょうか?(写真:チキタカ(tiquitaca)/PIXTA)
  • 岡 瑞起 千葉工業大学大学院デザイン&サイエンス研究科教授

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仕事や人生の相談相手として、今や不可欠となったAI。24時間いつでも優しく肯定してくれる理想の存在ですが、その裏で「ある深刻な危機」が進行しています。本稿では『AIの時代に 頭がよくなる人 悪くなる人』より一部抜粋・再構成のうえ、便利さと引き換えに、私たちは何を失いつつあるのか解説します。

新しい形の依存

AIの大きなリスクの一つについてお話しします。それは「依存」です。

AIへの依存は、私たち人間がこれまで経験したことのない、新しい形の依存かもしれません。

正直に告白すると、私もAIに依存している自覚があります。

以前、少し厄介な人間関係のトラブルに巻き込まれたことがありました。そのとき、AI依存の強さを痛感しました。

相手からのメッセージに、どう返信すればいいかわからず、何を言っても状況が悪化しそうだったのです。
そのとき私は、すべての会話のやり取りをAIに見せて相談しました。

「こう言われたんだけど、どう返せばいい?」と聞いて、AIが提案してくれた文章を読んで、「いや、これだとちょっと……」と修正を頼む。ひとつの返信を考えるのに、30分以上かけたこともあります。

ChatGPTのようなAIは、とても説得力のある言葉を使います。しかも、自分のことをたくさん話せば話すほど、文脈を理解し、適切なアドバイスをくれるようになります。だから、私たちは人間相手よりも、正直になります。

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