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民間人として暮らしてきた人の孫が天皇に…?高市内閣が強引に進める「皇室典範改正」に"批判殺到も納得"の理由

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高市早苗首相
「皇室典範」の改正案は、なぜ波紋を呼んでいるのか(写真:Kiyoshi Ota/Bloomberg)
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「立法府の総意」は、あくまで「当面の皇族数確保」と「男系維持の延命」に主眼が置かれており、問題の根本的な解決につながるものではない。後述する「女性天皇」にまったく触れていないことも大きく影響している。このまま事態が推移した場合、以下のような3つのシナリオが懸念されるだろう。

「3つのシナリオ」が招く皇室の危機

シナリオ①:悠仁親王殿下への過度なプレッシャーと継承の断絶

最も現実的かつ深刻なリスクは、次世代の皇位継承者が悠仁親王殿下お一人という「一本の細い糸」にすべてが懸かっている点だ。もし将来、悠仁親王に男子が誕生しなかった場合、あるいは結婚そのものや健康状態に予期せぬ事態が生じた場合、現在の法体系下では「継承者ゼロ」となる。

過去、江戸時代の桃園天皇から後桃園天皇への継承時など、皇統の危機は何度もあったが、当時は「側室制度」などがセーフティネットとして機能していた。現代においては倫理的・社会的に不可能であり、現状の2案だけではこの「生物学的な不確実性」を克服できない。

シナリオ②:旧宮家養子と「国民の受容」のギャップ

旧宮家の男系男子を養子に迎える案が実現したとしても、そこには「正統性の葛藤」という壁が立ちはだかる。80年近く民間人として過ごしてきた家系から、突然皇族として迎えることに対し、国民の間で「憲法の下の平等」との整合性や、親近感の欠如による反発が起きる可能性が非常に高い。

最悪の展開としては、養子に入った者やその子孫が、週刊誌報道やSNSなどのバッシングにさらされ、皇室の権威が失墜すること。あるいは、適任者が見つからず、制度だけが形骸化して継承が途絶えることだ。

シナリオ③:皇族内の二重構造による「身分のねじれ」リスク

女性皇族は身分保持、夫と子は民間人という構造は、皇室内に極めて複雑な「身分のねじれ」を生みかねない。同じ家庭内に「皇族である妻」と「民間人である夫・子」が同居することになる。これにより、公務の分担や警備、経済的支援(皇族費)の境界線が曖昧になり、国民の理解を得にくくなる可能性がある。

最悪の場合、「なぜ天皇の直系である子(女性皇族の子)が民間人で、遠縁の旧宮家養子が皇族なのか」という正統性を巡る論争が激化し、皇室が「伝統派」と「直系重視派」に分断され、国民の象徴としての統合力を失うかもしれない。

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