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じわり広がる「ゆる受験」「タイパ受験」、過酷のイメージ覆るネオ中受の実情とは? "子どもの好きや得意"で狙える11校

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両親をタブレットを見る女子児童
中学受験は「国算理社」4教科全部こなさずとも、得意なことで勝負できる時代に(写真:Ushico / PIXTA)
  • 佐野 倫子 教育ジャーナリスト・作家
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それぞれの比重が大きい分、じっくりと取り組んで得られる基礎学力が問われると言えるでしょう。それでも、「少ない科目に集中する」という戦略を取れることは、中学受験に投じられる時間が限られている家庭、特別な資格や特技で勝負するのが難しい家庭にとって、現実的な選択肢です。

探究型入試はフィットすれば最高のタイパ受験

また、従来の中学受験勉強のイメージと大きく異なる入試形態に、探究型入試があります。課題に対する考察や自己表現、面接などを通して、子どもの資質を見る入試です。こうした入試では、「解法パターンをたくさん覚えた子」よりも、「なぜそう考えたのかを説明できる子」が評価されます。

普段からニュースについて親子で話したり、本を読んで感想を言い合ったりする経験が強みになると言えばわかりやすいでしょうか。机の上が中心になる受験勉強ではないため、負担が少ないと感じるお子さんも多いはずです。

例えば聖学院中学校(東京・男子)は思考力入試の先駆けとして知られる学校です。「ものづくり思考力入試」では、1つしかない正解を出す力ではなく、与えられた条件からアイデアを組み立てる力、試行錯誤する力、他者と協働した経験を振り返る力などが評価されます。

2026年度には、ものづくり思考力入試、デザイン思考力入試、グローバル思考力入試、オンリーワン表現力入試など、複数の新タイプ入試を実施しました。「何かを作るのが得意」「工作になると夢中になる」。そんな子どもの姿が、そのまま評価につながるのです。

また和洋九段女子中学校(東京・女子)ではPBL(Project Based Learning)型入試を実施。社会課題や身近なテーマについて考え、「あなたならどう解決するか」を問われます。

暗記した知識を再現するのではなく、相手の立場を想像する力や課題解決力、自分の考えをまとめる力が重視されます。

とはいえ、何も小学生の生活からかけ離れた思考を求められることはありません。例えば、家族旅行の計画を立てるときに「どうすれば全員が楽しめるか」を真剣に考えたり、学校の委員会やクラスの係活動で仲間のために工夫したりした経験も生かせます。日頃から準備ができれば強いはずです。

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