ところが、受託手荷物枠を事前購入できなかった。日本のカスタマーセンターにも確認したところ「現地で買ってください」と言われたので、実際に空港で聞くと、6500円のはずが、1万0700円も取られた。「話が違う」と食い下がると「購入した旅行サイトに問い合わせろ」と言われるだけ。最初から「やられた」という気持ちになった。
さらに困難が増したのが、最初のフライトの遅れ。当初は乗り継ぎ時間が3時間近くあったので、入国審査や手荷物の受け取り・預け直しがあっても余裕だと考えていた。だが実際には、デトロイトに到着した際、乗り継ぎ時間はわずか50分。地上職員の誘導で入国し、手荷物を受け取ろうとしたものの、すぐには出てくるはずがない。
「だったら、私が荷物を受け取って預け直しますから、あなたはゲートに向かってください」と言われ、空港内をダッシュ。ギリギリでゲートに着いて、次のフライトに乗れたが、荷物は難しいだろうなと諦めの境地に達していた。
ところが、ナッシュビル空港に着いてみると、最後の最後に荷物が出てきたではないか。逆に驚いた。取材仲間の中にはフライト遅れで荷物が先に到着し、保管庫まで取りに行ったケースもあったという。筆者の場合はかなりラッキーだったのかもしれない。冷や汗をかいたが、ナッシュビルの滑り出しはまずまずだった。
すべての商品の値段が日本の倍以上
アメリカに来ると悩ましいのが、昨今の円安ドル高だ。メキシコペソに対しても歴史的円安だったが、ドル円レートもいつの間にか1ドル160円を超えてしまっていた。25年に2度渡米した際は145円前後だったので、15円も円安に振れていることになる。
となれば、スーパーに買い出しに行ってもすべてが高い。例えば、ラーメン用に小ねぎを買おうとしたら1.6ドル(250円)と日本より割高。日本のスーパーなら120円程度で売っている野菜パックが3ドル(480円)と、すべてが日本の倍以上の価格になってしまう。
「アメリカにいると、円換算していたら何も買えなくなる」と話すメディア関係者がいたが、まさにそのとおり。そうした中でも、何とか少しでも安くしたいと考え、スーパーのセール品をチェックした。
1.7ドル(270円)のポテトチップや、2.7ドル(433円)の見切り品のエビのビスクスープ、4ピースのフライドチキンが入った5ドル(800円)の割安パックなどを購入。それと日本から持参した食材を合わせて、当面はしのぐことにした。
