北関東を地盤とするドラッグストアで東証プライム市場に上場するカワチ薬品。6月11日に開かれる定時株主総会では、河内伸二社長(69)の解任を求める株主提案が諮られる。解任案を突きつけたのは、アメリカの投資ファンドであるカナメ・キャピタルだ。
1960年の創業で栃木市内の薬局からスタートしたカワチ薬品は、創業者の河内良三郎氏の下、自家用車の普及によって郊外型消費が拡大する流れをいち早く捉えた。幹線道路沿いに大型店を構え、広い駐車場を備える。車で来店した家族連れが医薬品だけでなく、食品や日用品までまとめ買いする郊外型ドラッグストアの原型を築いた。
一時はマツモトキヨシに次ぐ業界2番手の売上高を誇り、競合他社の中では「社員研修で北関東のカワチ薬品の店舗を巡るバスツアーがあった」(業界関係者)とされるほどの勢いを持っていた。そのようにドラックストア業界をリードする存在だったカワチ薬品。なぜ今、物言う株主(アクティビスト)の標的となったのか。
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