気になるのは、少し前はたしかに「RPGといえばオープンワールド」といった雰囲気があったものの、いまは別にそうでもないところだ。リメイク1作目が出た20年ならともかく、いまオープンワールドにするのが吉と出るか凶と出るか。
そして、ストーリー、より細かく書くのであればエンディングが最も重要である。
「FF7」リメイク三部作は、リメイクでありながら原作と異なるストーリー展開になっている。物語を変えてユーザーに驚きを与えつつも、納得のいく結末にしなければならない。ストーリーが感動的であればあるほど評価は高くなるだろう。
過去を越え、いまのJRPGの王者になれるか
売れ行きや評価がどうあれ、「FF7」リメイク三部作という手法はこれでひとまず終わりを迎える。前述のように「FF7」は最もファンを集めている「ファイナルファンタジー」なわけで、この弾を撃ち切る意味は大きい。
スクウェア・エニックスといえば、「ドラゴンクエスト」シリーズも人気・長寿タイトルで、こちらも昨今はリメイクが多い。HD-2Dグラフィックでリメイクした三作品もあり、26年2月には『ドラゴンクエストVII Reimagined』が発売されたばかりだ。
「ドラゴンクエスト」シリーズはとにかくナンバリング新作が出ないため、過去作のリメイク・移植やスピンオフタイトルでつなぐといった意味合いが大きい。ファンも年齢層が高めなので、回顧的な意味でもベーシックなやり方が似合う。
一方で、「FF7」リメイク三部作はより高みを目指している。懐古ファンを取り込むのはもちろん、フルリメイクで海外にも通用する現代のAAAタイトルとして挑戦しようという意気込みもある。RPGの王者として再君臨し、極端な話「FF7」リメイク三部作をいずれ再びリメイクしたいのではないか、と思えるほどに注力しているのである。
はたして「FF7」は過去の栄光を取り戻し、それを越えることはできるのか。最後のリメイク作品が出ることで、その価値がわかるだろう。
