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部下の「たたき台」を見てフィードバックが空回りする上司が知らないこと。優秀な上司が見極める「4つのレベル」とは

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部下を伸ばす上司は「たたき台」を見るときに最初に意識していることは?(写真:saki / PIXTA(ピクスタ))
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なぜレベルの見極めが必要なのか。

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フィードバックの打ち手は、たたき台のレベルによってまるで変わるからです。

たとえば前提がズレている段階のものに、グラフの色や言い回しを細かく直す。これは典型的なミスマッチで、いくら時間をかけても噛み合いません。

レベルを取り違えたフィードバックは、それ自体が空回りします。だからこそ、コメントし始める前に、まず相手のたたき台がどの段階にあるかを見定める必要があるのです。

まず、たたき台を「4つのレベル」で見極める

たたき台には、大きく4つのレベルがあります。

レベル1:悪いたたき台

そもそも「たたき台」として機能していない状態です。現状を整理しただけ、選択肢を並べただけ、あるいは思いつきのアイデアがポンと出ただけ。

「で、結局どうするのか(誰が・いつまでに・何を)」が抜けています。実は、現場で一番多いのがこのレベル。典型は2つあって、ひとつは「今のやり方じゃダメだ、こうすべきだ」という 「熱意だけ」 の提案、もうひとつは「こうしたらいいと思うんです」という 「思いつき」 の提案です。

レベル2:スジが悪いたたき台

形式は整っているのに、ゴール(期待する成果)や前提(現状)がズレている状態です。ここで体裁を細かく添削しても意味がありません。直すべきは細部ではなく、ズレた「定数」 のほう。前提からすり合わせ直す必要があります。

レベル3:良いたたき台

2つの定数が合っていて、打ち手の選択肢が複数提示され、その中から推奨案が1つ選ばれている状態です。参加者の意見を引き出せる、実務上は十分に価値のあるレベル。まずはここを目指します。

レベル4:スジの良いたたき台

現状分析が洞察に富み、戦略的な選択がなされ、実行計画やリスク対策まで見えている状態。「この方向で行こう」とその場で合意できる、理想的なレベルです。

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