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大学卒業後の私を待っていたのは、バブル崩壊という無慈悲な現実でした。1990年代、いわゆる「就職氷河期」の渦中で社会に出た私は、長時間労働が当たり前の過酷な日々を送ることになります。
当時の年収は200万円台で、金融資産600万円前後。そのほとんどが学生時代のバイト代と、必死に働いた給与の蓄えでした。その後、転職も繰り返しましたが、年収は30代で300万円台、40代に入ってようやく400万円台という程度です。
「増配株」を集めてFIRE
そんな私でしたが、2023年に会社を退職し、念願のFIREを達成。25年現在は、年間の受取配当金が804万円(税引き後の手取り累計額)にまで到達しました。
私がしてきたのは「増配株投資」。簡潔に言うと、今後配当が増えると期待される株、「増配株」を買い続けることです。
この手法は、複利の力が効くまでに時間がかかります。短期間で「億り人」になれるような手法ではありませんが、やり方はとてもシンプルで、じっくりと資産を伸ばして安心した日々を過ごしたい方には向いていると思います。
大事なのは自分の「適性」を知ること
投資を始めた初期のころ、あらゆる投資本を読みあさりました。テクニカル分析を学び、短期トレードにも挑戦。しかし、結果は失敗の連続でした。
そもそも、投資家にはもともと高年収の仕事に就いている人もいれば、短期売買や不動産投資で成功する才能を持つ人もいます。投資スタイルを紹介する書籍はたくさんありますが、その人の資産額、ライフステージ、そして性格がかみ合わない限り、再現は難しいと考えます。投資本を読む際は、その点に留意することが大切です。
そのうえで重要なのは「自分の適性を知ること」です。例えば、私は「損切りは遅いが、すぐ利益確定してしまう」癖があります。中途半端に含み益を確定させて売り癖がつくと、たちまちポートフォリオを崩壊させてしまうでしょう。
