それでも、この2段階を通過できるのは、最終的に10銘柄あるかないかです。最後に会社の配当方針やビジネスモデルなど、定性分析を行って投資判断をします。
こぼれた有望銘柄を紙で発掘
一方、スクリーニングの弱点は、入力条件が少しずれただけで、本来出合えた有望銘柄が除外されてしまう点です。その「こぼれたお宝銘柄」を発掘するツールとして、紙の『会社四季報』が役に立ちます。
私は四半期ごとに四季報の誌面をパラパラと眺めているのですが、特に注目するのが「セグメント別の売上比率と利益率」です。
例えば、北興化学工業。一見するとPBR1倍以下の地味な「割安株」に見えますが、中身を読み込むと「ファインケミカル事業」の利益率が非常に高いことに気づかされます。「バリュー株の皮をかぶっているが、中身にはグロース事業がある」という銘柄を見つけられるのが、四季報の面白さです。
(出典)『会社四季報』2026年2集

