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「開店1時間前から大行列」煮物、白和え、味ご飯の「映えない総菜」が 40分で完売…"町の小さな総菜屋"に客が殺到する訳

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「前日から楽しみにしていた」と行列を作る客。映えとは無縁の総菜になぜ惹きつけられるのか?(写真:筆者撮影)
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一方、総菜には目もくれず、入店からスイーツコーナーをじっと眺める40代男性もいた。メロンのフルーツサンドを1つ手にして、照れながら言う。「ケーキ屋さんって1人で入りづらいけど、総菜屋さんの一角にあると買いやすいですよね」。

自分では作れない、でも外食するほどでもない。その中間にある「ちょうどいい食」。それがヒライの総菜の立ち位置なのかもしれない。

開店から45分後、テーブルの上はほとんど空になった(写真:筆者撮影)

一度食べたら、また来たくなる理由

ここからは、筆者がフードショップヒライで好きな総菜をご紹介しよう。総菜のパックの大きさは筆者の片手に乗る程度。量は筆者の主観だが、2食分程度はある。

・白和え(200円)

パックの高さぎゅうぎゅうに詰め込まれている(写真:筆者撮影)
パック半分ほどの量を皿に盛りつけるとこんな感じに(写真:筆者撮影)

ヒライの白和えは、口に入れると豆腐のやさしい甘みがふわっと広がる。水っぽさは感じない。人参、ほうれん草、こんにゃく、すべての素材の味も邪魔せず、それぞれ違った食感を楽しめる。時折、ゴマの香りが鼻から抜ける。きっとゴマもふんだんに使っているのだろう。

・かぼちゃの鶏そぼろあんかけ(280円)

ピンポン玉ぐらいの大きさのかぼちゃが8~9個入っている(写真:筆者撮影)
かぼちゃの皮は口当たりがよくなるよう少しだけむきつつ、栄養が取れるように残している。家庭料理ならではの心づかいだ(写真:筆者撮影)

ほんのり甘い鶏そぼろと、かぼちゃの甘みが重なって、気づけば箸が止まらなくなる、かぼちゃの鶏そぼろあんかけ。ホクホクしたかぼちゃの食感に、ギュッと身の詰まったミンチがいい仕事をしている。餡はそれほど主張しない。野菜と肉を同時に食べたいときは手にする一品だ。

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