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土浦市はなぜつくば市に追い抜かれたのか
土浦駅を出ると、まず目に入るのは人ではなくタクシーだった。ロータリーには何台もの車両が並んでいるが、その数に見合うほど人の姿はない。かつて百貨店や大型店が立ち並んだ駅前にはマンションやオフィスビルが建ち、平日の昼間、歩道を行き交う人影はまばらだった。
一方、つくば駅前ではまったく違う風景が広がっていた。バス停には長い列ができ、学生や近隣施設の職員、犬の散歩をしながら公園を歩く家族が行き交っている。
両市をめぐっては、「土浦市は駅前空洞化が進んでいる……」「つくばエクスプレスができて土浦は負けたのでは」といった声をよく聞く。データもその印象を裏付ける。つくば市の人口は増加が続き、ついに県庁所在地の水戸市を超えた。土浦市の中心市街地は1980年からの約40年で人口が3割減った。数字上でも両市の立場逆転は明確だ。
