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地銀「有価証券評価損益」ワーストランキング!株高で隠れた3.5兆円の債券評価損、SBI地銀に迫る資本増強リスク

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株式評価益が少ない地銀や自己資本が薄い地銀は、市場運用で厳しい現実に直面している(編集部撮影)

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地方銀行の有価証券運用に“奇妙な明るさ”が戻っている。2026年3月期の地銀95行合算の有価証券評価損益(その他有価証券の評価損益)は、前期比1.81兆円増となる3.97兆円の評価益となった。

数字のうえでは運用環境が好転しているように見えるが、内訳をのぞくと異なる景色が見えてくる。

全地銀が債券運用でマイナスに

26年3月期の評価益を大きく押し上げた主役は、歴史的な株高だ。

地銀合算の株式評価益は6.66兆円に達し、前の期から1.55兆円増加した。25年3月期は56行が有価証券運用全体で評価損に陥っていたが、26年3月期は株高の恩恵によって40行に減少している。

その一方で、見逃せないリスクもある。債券運用だ。地銀合算の債券評価損は▲3.54兆円となり、前の期の▲2.69兆円から1兆円近く含み損が拡大した。

地銀95行のうち、債券を保有していない長崎銀行を除く全行が債券運用で評価損に陥っており、金利上昇による円債価格下落の影響が地銀全体に広がっている。市場金利が急ピッチで上昇する一方、株価が大きく調整するようなことがあれば、有価証券運用全体の評価損益が一気に悪化することになる。

東洋経済では地銀95行を対象に、26年3月期のその他有価証券の評価損益を集計し、ワーストランキングを作成した。前述のとおり、株高によって地銀全体では評価損益が改善しているものの、個別行で見ていくと債券評価損を株式評価益で吸収しきれず、「金利ある世界」が経営の重荷になっている銀行も少なくない。

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