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「消しゴムのデザインを使うのは違和感」と社内では不評も…4500万本突破のバカ売れ商品に「MONO」シャーペン開発の舞台裏

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「MONO」シリーズ
「MONO」ブランドの誕生から63年。なぜこれほどのロングセラーを実現できているのか(写真:株式会社トンボ鉛筆)
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それと同時に、ファンの呼称を公募し、SNS投票で決定するキャンペーンを実施した。すると、3000件を超える応募が集まったというから驚きだ。まるでキャラクター投票を思わせる施策は、文具メーカーとしては異例の取り組みのように思える。

7日間の投票期間中、最終的に集まった投票数は6000件超。その結果、呼称は「『MONO』×マニア」で「MONIA(モニア)」に決定した。自社主導でブランドを構築する期間を経て、現在は異業種やファンを巻き込み、さらなるブランド力の向上に励んでいる。

「MONO」ブランドが愛され続ける理由

現在、「MONOブランド」の認知率は73.9%、トンボ鉛筆本体の認知率は75.5%と、いずれも高いパーセンテージを叩き出している。これは単なる知名度ではなく、親から子へと、世代を超えて地位を確立している結果だと言えるだろう。

最後に、「MONO」シリーズをはじめとしたトンボ鉛筆の商品が、なぜこれほどのロングセラーを実現できているのか、理由を考察してみたい。

本社1階のギャラリーには、「MONO」シリーズの製品がずらりと並んでいる(写真:筆者撮影)

まず、時代の流れとともに「変わってきたもの」が4つある。1つ目は「ターゲット」だ。もとは設計・施工現場のプロを想定していたところ、品質の高さからオフィス・学校へと広がっていった。2つ目は、言わずもがな「商品カテゴリー」だろう。鉛筆から消しゴム、修正テープ、スティックのり、テープのりと、時流を読んで異なる領域へと商品開発を進めてきたことだ。3つ目は、カラーで消費者の認知を獲得するに至った、巧みな「ブランド管理」。4つ目は、オフラインだけでなく、オンラインへと「コミュニケーション手法」を拡大していった点が挙げられる。

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