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「消しゴムのデザインを使うのは違和感」と社内では不評も…4500万本突破のバカ売れ商品に「MONO」シャーペン開発の舞台裏

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「MONO」シリーズ
「MONO」ブランドの誕生から63年。なぜこれほどのロングセラーを実現できているのか(写真:株式会社トンボ鉛筆)
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加えて、ブランドのVI(ビジュアルアイデンティティ)である、青・白・黒のトリコロール柄を、ペン軸の目立つ場所にプリント。さらに、大きめの「MONO消しゴム」を、ノック部分に搭載したのである。「モノグラフ」と名付けられた新製品が目指したのは、「見た瞬間に『MONO』とわかる」シャープペン。だが、社内から聞こえてきたのは、もっぱら新商品を不安視する声だった。

ブランドを信じた結果、累計4500万本を突破

「他社は機能性の高い商品を出しているのに、何もついていないじゃないか」

「消しゴムのデザインをシャープペンに配置するのは、違和感がある」

社内では懐疑的な意見が飛び交っていたが、「モノグラフ」は精密筆記というシャープペンの原点を重んじた。また、大きく配置された「MONO」デザインは、「ブランドの訴求力を最大化できる」と確信した上で行ったことだった。

というのも、2005年(平成17年)に「MONO」のロゴデザインを主としたパッケージの修正テープ「MONO CC」を発売した際、社内の反対とは裏腹に、大ヒットを収めた経緯があったからだ。「トリコロール柄そのものが、顧客の認知・連想・愛着につながっている」という事実が、すでに裏付けられていたのである。

当時を振り返り、「でも、この商品は営業部門も歓迎していましたよ」と相槌を打つ取締役 営業本部長の天野さんに対し、「いやいや、私は当時を知ってる(笑)」とつっこみを入れる亀井さん。こうして開発部門と営業部門は、ときにはぶつかりながらも、二人三脚で人気商品を育ててきたのだろう。

左:取締役 営業本部長 天野さん、右:取締役 新分野開発室長 亀井さん(写真:筆者撮影)
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