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管理会社や息子までニセモノ? 実家の不動産が狙われる巧妙な「劇場型押し買い」、恐怖の実態《実際にあった怖い話》

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高齢者の自宅の売却トラブル
高齢者の自宅の売却トラブルが増えています(写真:nonpii / PIXTA)
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「その日、弊社は定休日だったため、電話は代行会社が受けました。後日、代行会社から送られてきた通話記録を見ると『タカハシレイコの息子です。管理をお願いしていたマンションの1室を私の知り合いの不動産会社で売却することにしました。母ももう高齢ですし、この件での返信は不要です』というもの。

この息子さんとは管理を依頼された10数年前に一度お目にかかっただけで普段、やりとりはなく、どんな方かはわかりません。

お母さまのお名前は玲子(リョウコ)のはずなのに、レイコと名乗られて一瞬いぶかしく感じましたが、ご家族の勧めで高齢の方が不動産を売却するのはよくある話なので、それ以上疑問は抱きませんでした」とAさん。

その2日後には、再度息子を名乗る人物から「本日契約が完了しました」という連絡が来た。「この契約に口出しするな」と念押しするためだとAさんは受け取った。

登場人物が次々現れるが「みんな偽物?」

ところが、その3日後、今度は高橋玲子さん本人から電話があった。

「いま、必要書類を受け取りに業者さんがまたうちに来られているのだけど、今回はいつもと違う書式なのはどうして? そして今回はAさんは立ち会ってくださらないの?という質問でした。

これまで何度か弊社で高橋様が相続された不動産の売却をお手伝いしたことがあるので、疑問を抱かれたのです。でも、今回は私たちが取りまとめた契約ではなかったのでそう言われても困ります。

ところが、続けて話を聞くと、今回の売却のきっかけは私の部下を名乗るハヤシという男からの電話だったことがわかりました」(Aさん)

Aさんの会社にハヤシという男はいない。何か、おかしい。Aさんはすぐに高橋さん宅へ向かう。高橋さん宅には不動産会社B社の社員で、ヤマダと名乗る男性がいたが、席を外してもらった。

「聞くとハヤシは担当が変わった挨拶という名目で電話してきたそうで、マンションの入居者が近々退去することになったので、ちょうどいいタイミングだから部屋を売却してはいかがですか?と勧めたのだとか。

しかも、その何日か前にマンションの管理組合理事長を名乗る男性から高橋さんに理事をやってほしいという電話があったそうなんです。高橋さんが高齢を理由に断ろうとしたところ、順番なのでやってもらわないと困ると半ば脅すように言われていたこともわかりました。

高橋さんはそれを苦にされ、入居者が退去するなら売ってもいいかなという気になったとおっしゃるのです」とAさん。

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