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「今年こそ大復活?」ニコラス・ケイジ(62)"借金地獄"と"長い空白期"を乗り越えた執念の生存戦略

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ニコラス・ケイジ スパイダー・ノワール
『スパイダー・ノワール』ワールドプレミアに出席したニコラス・ケイジと妻の芝田璃子(写真:REX/アフロ)
  • 猿渡 由紀 L.A.在住映画ジャーナリスト
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加えて、“本業”の映画でも、賞レースへの復帰が期待されている。アカデミー賞狙いの作品にとって理想的な感謝祭シーズンに北米公開される主演作『Madden』だ。伝説のフットボールコーチ、ジョン・マッデンの伝記映画で、監督は業界の尊敬を集めるデビッド・O・ラッセル。

『ザ・ファイター』('10)ではクリスチャン・ベールを、『世界にひとつのプレイブック』('12)ではジェニファー・ローレンスをアカデミー賞の受賞に導き、13年の『アメリカン・ハッスル』でも主要キャスト4人を全員候補入りさせた実績がある。

共演者も豪華で、コメディが得意な俳優が多く、商業的アピールもかなりありそうな気配。『スパイダー・ノワール』での健闘に続いて映画賞にも名前が挙がれば、一瞬にして時の人となる。

キャリアのピークは20年以上前

10代で映画デビューして以来、ケイジは、デビッド・リンチ、ジョエル・コーエン、スパイク・ジョーンズといった芸術派の監督からも、ハリウッドのメジャースタジオからも愛されてきた。

キャリアのピークは、『リービング・ラスベガス』でアカデミー賞の主演男優賞を受賞した1995年からのおよそ10年。この間、『ザ・ロック』('96)、『フェイス/オフ』('97)、『シティ・オブ・エンジェル』('98)、『60セカンズ』('00)、『アダプテーション』('02)、『ナショナル・トレジャー』('04)など、大ヒット作に主演を続けた。

しかし、08年あたりから主演作の興行成績がぱっとしなくなり、09年と10年にはディズニーが大金を投じた2作『スパイアニマル Gフォース』と『魔法使いの弟子』が立て続けにがっかりの結果に。もちろんケイジのせいだけではないのだが、それをきっかけに「ぱったりと電話が鳴らなくなった」と、彼は22年に「The Hollywood Reporter」へのインタビューで振り返っている。

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