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「部下に何も言えない…」「本音を言うと面倒…」 "ホワイトすぎる職場"が組織を弱くする当然の理由

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なぜ「働きやすい」のに「組織として強くならない」という現象が起きるのでしょうか?(写真:buritora/PIXTA)
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多くの企業は、「安心して発言できる場」をつくろうとしています。

1on1を導入する。雑談を増やす。上司が「何でも言ってね」と呼びかける。ですが、それでも現場の空気が変わらないことは少なくありません。

なぜでしょうか? 理由は単純です。「言っても変わらない」と社員が感じているからです。

「心理的安全性」が機能しない本当の理由

人は「安全だから話す」のではありません。「話した結果、ちゃんと受け止められ、組織が動いた」という実感を持てたとき、初めて安心して声を出せるようになります。

つまり、順番が逆なのです。

私はこれまで、多くの企業で「風通しが悪い」という相談を受けてきました。しかし、実際に問題なのは“空気”ではなく、“声の流れ”であることがほとんどでした。

現場には、実は多くの声が存在しています。

「この施策はうまくいかない気がする」

「顧客の反応が変わってきている」

「このやり方は現場で無理がある」

しかし、それらは会議の場では消えていきます。なぜなら、社員の側に次の3つの感情があるからです。

「何を言えばいいかわからない」

「言っても変わらない」

「言ったら面倒になるかもしれない」

この3つが積み重なると、組織は静かに沈黙していきます。

すると、問題は表面化しないまま蓄積されます。経営は現場の異変に気づけなくなります。部門間の断絶も深まっていきます。

一見すると穏やかな組織に見えます。しかし実際には、“誰も本音を言わない組織”になっているのです。

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