長野県佐久市、北陸新幹線で東京駅から72分。そこから車で15分走った田んぼの中に、和風建築の本社・工場を構えた小さなメーカーがある。
創業は1971年。社員はわずか57名で、2026年2月期の売り上げは11億円。同社は10年前の16年2月期6億9500万円から大きな飛躍を遂げた。
しかし、実はこの会社の製品「デルマン」を、私たちは毎日のように目にしている。コンビニエンスストア大手3社の店舗トイレやレジ裏の流しに据え付けられた自動水栓のおよそ8割におよぶ(同社調べ、設置台数ベース)。
全国の高速道路サービスエリア、病院、学校、ファミリーレストランの手洗いにも同社の製品が使われている。さらに新幹線車両のトイレに据え付けられたあの蛇口、そして、あのボーイングの機内トイレに使われている自動水栓も、ここで作られているのだ。
このユニークな企業の強さの秘密に迫っていこう。
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