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なぜカーライルは日本の製造業を買うのか「大企業のしがらみから解放する」、オムロンの電子部品買収に続く"投資先"

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世界最大規模のPEファンドであるカーライルが、日本の製造業で注目している分野とは(撮影:尾形文繁)

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世界最大規模のプライベートエクイティ(PE)ファンドであるカーライルが、日本での投資案件を増やしている。今年3月にはFA(ファクトリーオートメーション)大手・オムロンの祖業である電子部品事業(事業価値810億円)の買収を発表した。
日本の製造業における投資機会をどう見ているのか。製造業セクターでの経験が長い、バイアウト共同責任者のブライアン・バーナセック氏と、カーライル・ジャパンのパートナー、西澤利彦氏に聞いた。

――カーライルは3月にオムロンの電子部品事業の買収を発表しました。日本ではカーブアウト(事業や子会社の分離)やMBO(経営陣による買収)が増えています。

西澤氏:日本はもともと会社の数が多く、子会社のカーブアウトが先行してきた面がある。今後は事業のカーブアウトがさらに増えてくるとみており、現在はその潮流の先駆けとなる案件が出始めている段階にある。

製造業は裾野が広い。カーライルが投資する際には業界内での立ち位置だけでなく、最終需要先の業界も含めて大きく見ている。上流では化学に代表される素材領域があり、その次に電子部品などの部品領域、さらにその部品が組み込まれる機械や装置がある。

その先に、自動車や半導体といった最終市場がある。カーライルが注目しているのは、素材、部品、機械・装置といった領域ごとに、グローバルで1位から3位程度のシェアを持つ企業群だ。領域を細かく分類し、その中で狙う企業を見定めている。

防衛分野に投資機会

バーナセック氏:カーブアウトの重要性が増しているのは、親会社にとってはノンコアだった事業を、カーライルでは中核事業に位置付けて意思決定を進めることができるからだ。

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