家庭料理のプロとして、限られた食材で、おいしく作ってムダを出さない。洗濯のプロとして、洗いからアイロン掛けまで、小ジワなくピシッと仕上げられる。掃除のプロとして、いつもさっぱりとした空間をキープできている。
家事はクリエイティブで生産的
家庭におけるこのプロ力を磨いていけば、家計も自然に引き締まります。習慣だけでこなす家事より、はるかにクリエイティブで生産的で、面白いのではないでしょうか?
結婚したばかりの頃、夫婦二人で、1日の夕食500円を実行したことがあります。経済的に苦しかったこともありましたが、やっているうちに面白くなって、色々なメニューができました。1年続けて、分厚くなったレシピブックを、その後、結婚する後輩にあげました。「専」の力を磨く体験になっていたと思います。
もう一つ、最近になって始めたのが、茶花(ちゃばな)と着付けです。この二つは、今になってのリベンジのようなもの。
というのは、私は花嫁修業というものをやったことがありません。その機会もないまま、結婚してしまったので、無念に思っていたのです。今からでも遅くないと思い、始めたところ、これが本当に面白くて。所作一つが新鮮で、成り立ちや背景を知って向き合うと、こんなに深い世界なのかと、いつも目からウロコの発見があります。どちらも「道」の世界のお稽古ですから、毎回カチコチになっていますけれど。
着付けの練習では、古着屋で500円で買った着物に、祖母からもらった博多帯を合わせていましたが、先日、思い切って作家物を買いました。気合が入っています。いずれ、学んだ茶花の生け方をディスプレーに生かし、土日には着物を着て接客をしよう。それが、今の目標です。
