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「月1の小旅行で感性を磨く」「家事はプロになったつもりで」…75歳彫金家女性が実践する"日常を輝かせる"習慣

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オオクボスミエさん
グレーとグリーンの配色が美しいコート(シビラ)を、襟を立てパールのピアスを着けてエレガントに着こなすオオクボさん(写真:白木世志一)
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オオクボさん宅のリビング。「ものを出したら、元の位置に戻す」習慣で、テーブルの上を常にフリーな状態に。家の中心になるような場所に余白があると豊かな気持ちになるそう(写真:白木世志一)

家庭料理のプロとして、限られた食材で、おいしく作ってムダを出さない。洗濯のプロとして、洗いからアイロン掛けまで、小ジワなくピシッと仕上げられる。掃除のプロとして、いつもさっぱりとした空間をキープできている。

家事はクリエイティブで生産的

家庭におけるこのプロ力を磨いていけば、家計も自然に引き締まります。習慣だけでこなす家事より、はるかにクリエイティブで生産的で、面白いのではないでしょうか?

結婚したばかりの頃、夫婦二人で、1日の夕食500円を実行したことがあります。経済的に苦しかったこともありましたが、やっているうちに面白くなって、色々なメニューができました。1年続けて、分厚くなったレシピブックを、その後、結婚する後輩にあげました。「専」の力を磨く体験になっていたと思います。

ゆっくり時間をかける日曜日の朝食。はちみつは、唐津の友人(吉森養蜂場)が作って送ってくれたもの(写真:白木世志一)

もう一つ、最近になって始めたのが、茶花(ちゃばな)と着付けです。この二つは、今になってのリベンジのようなもの。

というのは、私は花嫁修業というものをやったことがありません。その機会もないまま、結婚してしまったので、無念に思っていたのです。今からでも遅くないと思い、始めたところ、これが本当に面白くて。所作一つが新鮮で、成り立ちや背景を知って向き合うと、こんなに深い世界なのかと、いつも目からウロコの発見があります。どちらも「道」の世界のお稽古ですから、毎回カチコチになっていますけれど。

着付けの練習では、古着屋で500円で買った着物に、祖母からもらった博多帯を合わせていましたが、先日、思い切って作家物を買いました。気合が入っています。いずれ、学んだ茶花の生け方をディスプレーに生かし、土日には着物を着て接客をしよう。それが、今の目標です。

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