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世界一の富豪が1日60回も投稿する異常事態…イーロン・マスク大衆を巻き込む心理操作テクニック

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イーロン・マスク(写真:ブルームバーグ)

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すべてのインフラをイーロン・マスクが支配するシステムを指す新語「マスキズム」。SNS上でマスクが人気を博す理由は、実は「ユーモア」にあったーーボストン大教授によるこれまでになかった考察とは? 書籍『マスキズム』より一部抜粋してお届けする。

マスクのツイート数はどのぐらい?

極度にオンラインな人間になろうと決めるには、奇妙な時期だった。しかし、それこそ、まさにマスクがやったことだ。彼の最初のツイートは2010年だが、しばらくはカジュアルユーザーと言うのがせいぜいだった。それが変わり始めたのは2015年からである。

この年、彼は617回ツイートした――前年から226パーセントの増加。それでもマスクがソーシャルメディアでの論争にのめり込んでいく始まりにすぎなかった。2017年には1162回、1日平均3回の投稿をした。2018年には年間のツイート数が2288回に達した。そして2024年になる頃には、1日平均60回、時には1時間に40回も投稿するようになっていた。

テスラやスペースXといった、簡単には変えられない重厚な物理現実――鉱物の採掘、機械の調整、工場フロアにおける人間の労働の再定義――に深く関わっている人物にとって、Twitterは即時性という魅力を持っていた。リチウムの心配をする必要もない。中国共産党をめぐる戦略を練る必要も、競争相手を振り払う必要もない。数千万人の観衆が見守るなかで、友人たちと「lol (笑)」とやるだけだ。ソーシャルメディアが持つカジノのような論理は、マスクに合っていた。いつでもスロットマシンに次なるコインを入れ、バズを祈ることができる。

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【ジョークで市場を弄ぶ】

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