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EVは値段が高い、EVは楽しくない、そんな時代を終わらせる国産車が登場したかもしれない――。本田技研工業(以下、ホンダ)が2026年5月22日に発売した小型EV「スーパーワン」を見て、そう感じた。
いわゆるBEV(バッテリー式電気自動車)に対して、どのようなイメージをお持ちだろうか? 「環境に優しい」「静かで乗り心地がいい」といったポジティブなイメージがある一方で、「車両価格が高い」「航続距離や充電インフラに不安がある」「面白みに欠ける」といったネガティブなイメージも根強い。
アンダー150万円で購入可能な「スーパーワン」
しかし、ホンダのスーパーワンは、EVでありながら339万200円という車両価格を実現。さらに国の補助金(CEV補助金)が130万円交付されるので、実質209万200円で購入可能。これに加えて自治体の補助金もあり、東京都の場合はZEV補助金が60万円交付されるので、それを含めると149万200円となる。軽自動車でも200万円超が珍しくない時代に、補助金を活用しているにせよ、150万円以下という価格は非常に魅力的だ。
150万円以下という価格は補助金ありきだが、車両本体価格339万200円は、ベースとなっている軽乗用EV「N-ONE e:」の269万9400円~319万8800円に対して、変更点や装備などを考慮すれば、バーゲンプライスと言ってもいいだろう。
それに対してホンダは、「EV普及のために軽自動車のN-ONE e:をベースにコストを抑えた」としつつも、「ただEVを出すだけでは面白くない、ホンダらしい“FUN”な小型車を作りたかった」とも付け加えている。そこには環境性能が優先ではなく、ホンダらしい“走る楽しさ”にこだわった、EVというカテゴリーにとらわれない小型スポーツカーを提供したいという心意気を感じた。
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【先行予約7000台超と好調、スーパーワンの概要】
