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自動運転前夜の『グランドツーリングカー』選び、週末のロングドライブでSUBARU「フォレスター」の本質を覗く

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先進運転支援機能を重視した試乗記事、初回はスバル「フォレスター」の最上級グレード
  • 田中 誠司 PRストラテジスト、ポーリクロム代表取締役、VisionVoice取締役、PARCFERME編集長
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首都高新宿線のようにカーブのきつい条件でACCを試してみた。カーブの連続するシーンでは、完全にクルマ任せというわけにはいかないものの、車線維持性は良好だ。アシストを勝手に切ってしまうようなことが少なく、運転者がハンドルを握っている限りは、かなり粘り強く車線を維持してくれる。

アイサイトXでACCの安心感はより高まっている。結果、ロングドライブでの疲れは大幅に軽減し、移動そのものを楽しむ余裕ができる(写真:筆者撮影)

アクティブレーンチェンジアシストは、自分のいる車線からウィンカーを出して別車線に移る場合、前後に空間があるところを探して、そのスピードに合わせて速度を調整したうえで車線変更してくれる便利なシステムだ。隣車線のどこに別の車両がいるのかを正確に把握して、その車両と自車の動きが干渉する可能性がある際の警告も的確だ。

アクティブレーンキープが作動した状態で、ハンドルから手が離れた状態がおよそ5秒続くと、フロントガラス上に反射されて灯る黄色ランプによる警告が始まり、無視すると赤いランプによるさらに強い注意喚起に移る。それでも操作しなければブレーキを一瞬かけて強い警告を発する。

ハンドルを多少左右に操舵してやらないと握り直したことを理解してくれないクルマもあるが、フォレスターはハンドルを握り直すと間髪入れずにそれを検知して正常に戻ってくれるのが好ましい。

アイサイトXは高速道路・自動車専用道路における渋滞時、発進から約50km/hまでの速度域でハンズオフ走行にも対応するが、今回は渋滞に遭遇せず試す機会がなかった。高速巡航域までハンズオフを許容するタイプではなく、渋滞時の運転負荷を軽減する機能として位置づけられている。

軽快さよりも落ち着いた走り

走りそのものはどうか。高速域での直進安定性が高く、鼻先が浮つくこともなく落ち着いている。軽快に向きを変えて遊ぶタイプではなく、前輪を軸にきちんと道をなぞる長距離向きのハンドリングと感じる。

車検証に記された前軸重1020kg、後軸重760kgから前後重量配分を計算すると57.3対42.7。明らかに前荷重寄りだが、実際に走らせた印象もこの数字どおり。前輪荷重の高さが穏やかに効いていることが前述した走行時のフィーリングにつながっている。

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