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自動運転前夜の『グランドツーリングカー』選び、週末のロングドライブでSUBARU「フォレスター」の本質を覗く

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先進運転支援機能を重視した試乗記事、初回はスバル「フォレスター」の最上級グレード
  • 田中 誠司 PRストラテジスト、ポーリクロム代表取締役、VisionVoice取締役、PARCFERME編集長
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燃費に関しては、カタログ上のWLTCモード18.5km/Lに対して、東京から軽井沢を高速道路主体に往復し、現地周辺の一般道走行も含んだ今回の527.6kmの実測値は14.6km/Lだった。飛び抜けた低燃費ではないが、車体の大きさと装備の充実ぶりを思えば納得できる水準だろう。63Lの燃料タンク容量をフルに使い、燃費が今回の計測と同等だった場合、900km以上を無給油で走れる計算だ。

使い勝手はどうか。目的地に着いてからも荷物の出し入れが多い場合、余裕がある後席スペースが、乗り降りやチャイルドシートへのアクセスを楽にする。荷室は広い開口部を持ち、ハンズフリーパワーリヤゲートやフロア下収納も備えており、非常に使いやすかった。

「週末の主役は自分」と言い切れるオーナーに

数ある選択肢の中で、フォレスターPremium S:HEV EXは現代のグランドツーリングカーとして、私にとってかなり本命に近い。

視界がよく、車内で会話しやすく、ボディは過剰に大きくなく、十分な荷物が積めて、先進運転支援は実用的で、長距離で疲れにくい。特別に情緒に訴えかけるものは乏しいものの、欠点は少なく、安全で信頼の置けるクルマを選びたいという、ユーザーの期待が裏切られることはない。

荷室は広い開口部を持ち、キックセンサー式ハンズフリーパワーリヤゲートを装備しており、非常に使いやすい(筆者撮影)

25年4月に発売された6代目となる現行モデルでは、最廉価グレードでも400万円を下らない価格は従来型に比べてアプローチしにくくなったが、5月21日に新たに400万円を切る「Touring」(385万円)と「Touring EX」(399万3000円)が加わった。ともにガソリンエンジン(ターボ)で、Touringは通常のアイサイト、Touring EXにはアイサイトXを搭載する。

今回試乗したPremium S:HEV EXは値段ははるが、その価値は十分にある。他のグレードでも素の良さは共通している。クルマではなく自分や仲間とその活動こそが週末の主役だと考えるなら最適の、華ではなく信頼で選ばれるべき1台だ。

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