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オイルショック、災害、疫病、戦争……意外と頻繁に起こる「未曾有の事態」、損失を抑えて生き延びるお金持ちの判断基準

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パソコンの前で悩む男性
「こんなはずではなかった」を防止する方法(写真:Luce/PIXTA)
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たとえば、2022年に韓国の国家技術標準院が発表した内容によると、韓国人男性の平均身長は172・5センチ、韓国人女性の平均身長は159・6センチで、上のグラフで標準偏差が1以内に収まる。

つまり1シグマに含まれる割合は68・3%、2シグマに含まれる割合は95・4%だという。

身長が140センチ以下、もしくは2メートルを超える人はかなり少ないため、両端は必然的に少なくなるのだ。

お金持ちに学ぶリスクへの正しい備え

このように、身長だけでなく、体重、飲酒量、大学入試の点数など、日常のほとんどの数字は正規分布に当てはまる。

ところが、金融市場で起こる出来事は、正規分布よりも両端の割合が大きいファットテール曲線に当てはまる場合が多い。

だから、起こる確率が低いと思っていたことが、ある日突然起こり、それを考慮せずに投資をした結果、お金を失うということが頻繁に起こるのだ。

ファットテール曲線がわたしたちに教えてくれることは、ただ1つ。

石橋はたたいて渡らなければならない、ということだ。

4・2%という高い年利に惑わされて、貯金全額を使うなどという愚かな選択をしてはいけない。

わたしが出会ったお金持ちはみんな慎重で、異常なほど疑い深かった。

どんな商品でも、しつこくとことん調べあげるのは当たり前だし、そうやって確認をすませてからも、元本全額を投資することは、絶対になかった。

世の中、なにが起こるかわからないものだから、現金を必ず残しておき、リスクに備えることが体に染みついているのだ。

たとえば、100万円を投資した後で思いもよらない事態が起こって、一瞬のうちに90万円を失ったとする。もしそれがあなたの全財産だったら、あなたの生活も一瞬にして危機にさらされることになる。おそらく夜も眠れなくなるだろう。

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