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オイルショック、災害、疫病、戦争……意外と頻繁に起こる「未曾有の事態」、損失を抑えて生き延びるお金持ちの判断基準

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パソコンの前で悩む男性
「こんなはずではなかった」を防止する方法(写真:Luce/PIXTA)
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いつだって予想もできない出来事は起こり得るし、予測は外れるということを、これほど痛感したことはない。

「想定外!」の頻度を表す統計曲線

これを数学的に表したものが、太いしっぽという意味の「ファットテール」だ。金融市場でもっとも頻繁に取り上げられる統計用語の1つだ。

ほとんどの人は、株であれ債券であれ、相場はこれまでの値動きの範囲内で動くだろうと予想する傾向がある。でも、世の中はそれほど単純ではない。

ファットテールとは、平均から大きく外れた、起こる可能性がきわめて低いと思われていた出来事が思いのほか頻繁に起こる確率が高いことを意味する。

数学の授業で習った正規分布のグラフを覚えているだろうか?

正規分布曲線とファットテール曲線(出所:『投資家の母が20歳になった娘にどうしても伝えたいお金の話』より)

上のグラフのうち、薄い色の線が正規分布を表した曲線で、濃い色の線がファットテールを表した曲線だ。

世の中のほとんどの出来事は正規分布に当てはまるのだけれど、正規分布曲線の両端の割合がかなり低いことがわかるだろう。

平均的にほぼ起こらないとされる出来事は、起こる確率がそれだけ低いということを数学的に表したものだからだ。

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