体が弱っていることに早めに気づき、その進行を止めることによって、将来の重大な病気を予防しようというのがフレイルの考え方です。
絶対に侮ってはいけない「オーラルフレイル」
では、「オーラルフレイル」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。フレイルは聞いたことがあっても、オーラルフレイルは耳にしたことがないという方は多いと思います。それもそのはず、これは2010年代半ばにできた新しい概念だからです。
オーラルフレイルとは、口腔内のはたらきが少しずつ衰えていく状態を指す言葉です。オーラル(口)に、フレイル(虚弱)が現れるので、こう呼ばれています。
私はこの言葉が登場するはるか前から、その重要性を指摘し続けてきました。オーラルフレイルは、いきなり重い症状が出るのではなく、日常のなかのごく小さな変化から始まります。
⃝口が乾きやすくなった
⃝硬い食べ物を避けるようになった
⃝食べるのに時間がかかるようになった
⃝以前より滑舌が悪くなった
⃝食事量が自然と減ってきた
こういった症状があるようなら、それは口の機能が弱ってきているサインです。積み重なることでオーラルフレイルへとつながっていきます。
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