東洋経済オンラインとは
ライフ

最終的には「寝たきり」につながることも…専門医が力説する、《飲みこむ力》の低下を絶対に侮ってはいけない理由

8分で読める
口腔機能の低下に端を発する負のスパイラルについて解説します(写真:mapo/PIXTA)
  • 戸原 玄 東京科学大学大学院医歯学総合研究科医歯学専攻老化制御学講座摂食嚥下リハビリテーション学分野教授
2/5 PAGES

体が弱っていることに早めに気づき、その進行を止めることによって、将来の重大な病気を予防しようというのがフレイルの考え方です。

絶対に侮ってはいけない「オーラルフレイル」

では、「オーラルフレイル」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。フレイルは聞いたことがあっても、オーラルフレイルは耳にしたことがないという方は多いと思います。それもそのはず、これは2010年代半ばにできた新しい概念だからです。

オーラルフレイルとは、口腔内のはたらきが少しずつ衰えていく状態を指す言葉です。オーラル(口)に、フレイル(虚弱)が現れるので、こう呼ばれています。

私はこの言葉が登場するはるか前から、その重要性を指摘し続けてきました。オーラルフレイルは、いきなり重い症状が出るのではなく、日常のなかのごく小さな変化から始まります。

⃝食事中にむせることが増えた
⃝口が乾きやすくなった
⃝硬い食べ物を避けるようになった
⃝食べるのに時間がかかるようになった
⃝以前より滑舌が悪くなった
⃝食事量が自然と減ってきた

こういった症状があるようなら、それは口の機能が弱ってきているサインです。積み重なることでオーラルフレイルへとつながっていきます。

(出所:『自力でできる誤嚥性肺炎にならないためのリセット法』より)

※外部配信先ではイラストを全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください

3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象