技術の進化は「人類の苦役」を取り除いてくれる
「人間はAIに仕事を奪われる」
この言葉を聞いて、あなたはどのような感情を抱くでしょうか。恐怖でしょうか。それとも、「またいつもの煽り文句か」という冷めた感情でしょうか。
この議論が噛み合わない理由は、時間軸が短すぎるからです。視点を数年ではなく、数百年単位の産業史に広げてみると、テクノロジーと人間の関係には、常に変わらない1つの鉄則があることが分かります。
それは、「苦役の外部化」と「時間の再配分」です。
新しい技術は、その時代において人間が費やしていた苦役を、機械へ「外部化」します。そして、それによって浮いた膨大な時間を、より付加価値の高い仕事へ「再配分」させることで進化を加速させる。歴史はこのサイクルの繰り返しです。
外部化は「起きるかどうか」ではなく、「どこで起きるか」です。そして、浮いたリソースをどこに配分すべきか、セットで問うべきです。
