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半導体大手クアルコムの決算が映した"メモリー連鎖" データセンターのAI需要が中国スマホの生産を絞らせている

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業績は堅調ですが…

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「我々のチップ事業は、消費者の実需を大幅に下回って出荷している」。半導体メーカーのトップが決算説明会でこう発言する場面は、そう多くありません。Qualcommのクリスティアーノ・アモンCEOが4月29日に語ったこの一言には、業界全体を揺らす変化が凝縮されています。

本連載「Strainer Report」はわかりやすい図表に定評のあるストレイナーの決算分析記事のうち、海外企業に関するレポートを掲載しています。詳細はStrainerをご覧ください

端末は売れている、しかし半導体は出荷できない。需要があるのに、生産が絞られる。一見矛盾するこの現象の背後にあるのが、AIデータセンター向けに急騰したメモリ需要です。震源はクラウドにあり、影響は中国のスマートフォン工場に届いている。遠く離れた二つの場所が、メモリという一本の糸でつながっています。

ただし、Qualcommの決算が映したのはそれだけではありません。一方では自動車事業が年率60億ドル目前まで加速し、もう一方ではAppleとの関係に終焉の数字が示された。動と静が同居する四半期だったと言えます。

第2四半期の売上は106億ドル、非GAAP EPSは2.65ドル。数字だけ追えば堅調ですが、説明会で交わされた言葉を拾い直すと、別の物語が見えてきます。「メモリ連鎖」とは何を指すのか、Qualcommは何から逃げ、何に賭けているのか。4つの場面から読み解きます。

CEOが認めた「実需を下回る出荷」という異常事態

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